マリナーラピザをつくろう！

マリナーラってどんなピザ？

マリナーラピザとはマルゲリータピザよりも先に誕生した一番伝統的なピザ。
トマトソース、にんにく、オレガノをのせ、エキストラヴァージンオリーブオイルをかける。
500度以上の高温の薪のピザ窯で即席のアーリオオーリオを表現する。

最もシンプルでありながら最も奥深い。そんなピザこそがマリナーラピザ。

美味しいマリナーラとは？

美味しさとは人それぞれなので、一概に決めつけてはいけないがシンプルで誤魔化しがきかないマリナーラだからこそ言えることは最も難しいピザといえるのではないでしょうか。
マリナーラは素材選び制作工程の丁寧さがとても大切といえるでしょう。

私見も入りますが、美味しいマリナーラはにんにくと生地の旨味が後引くようなピザだと思います。
麦、トマト、にんにく、塩、オレガノのすべてがバランスよく香ばしく、もう一口欲しい！そんな感じで食べていると、あっという間になくなる。

そんなピザこそが美味しいマリナーラではないかと思います。

どんなガーリックを選べばいい？

マリナーラのにんにくは中国産に比べて価格が高くなりますが日本産（青森産）のにんにくが適しています。国産のにんにくは風味が豊かで、なおかつ味わいが濃厚です。見た目もぶりぶりとしているまさににんにくのイメージのようなにんにくを選ぶといいでしょう。

決して中国産のにんにくの品質が悪いわけではありません。（中華料理ににんにくは欠かせないくらい中国では莫大な生産と消費がありますので）
あくまで中国産のにんにくは中華料理によく合います。それは使用する油の種類や食材の組み合わせがそうさせるのかもしれません。

どんな塩を選べばいい？

マリナーラによく合う塩はミネラル分がたっぷりな湖の天日塩がおすすめです。
もちろん岩塩などもおいしいのですが、青森県産にんにくとの相性を考えると岩塩だとにんにくの風味に勝って強調をしてしまうことがあるかもしれません。
とくに内モンゴルの天日塩ですと青森県産にんにくと協調をしつつさらに旨味を引き出してくれるでしょう。

オレガノってどんなスパイス？

地中海沿岸原産　シソ科　多年草（寒冷地では一年草）
開花時に先端のやわらかい部分を刈り取って乾燥させる。
バジルと同じくらいトマトによく合いマリナーラには欠かせないハーブです。
シソ科のハーブの中でも特に風味が強く、ややほろ苦さのあるさわやかな香りが特徴。
すでに古代ギリシア、エジプトで、肉や魚、野菜やワインの香り付けとしてよく知られていました。

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マリナーラの作り方

用意した生地を伸ばします

生地の2次発酵が終わり、ふわふわもちもち肌の生地を使用します。生地玉の中心から外側に優しく広げていきます。

均等な厚さで伸ばしましょう

生地はできる限り均等な厚さに伸ばすと焼きムラも少なく、歯ごたえよいマリナーラになります。しかし麺棒などで伸ばすとつぶし過ぎてしまい中の空気つぶれてしまい焼きあがったときのワフワフとした楽しい食感がなくなり固くなってしまいます。できれば麺棒ではなく手伸ばしで頑張りましょう。

トマトソースとにんにくをのせましょう

生地を伸ばしたらトマトソースとにんにくをのせましょう。トマトソースはトマトの具と液体がバランスよく混ざり合ってるとトマトとにんにくの食感をより引き立ててくれます。

エキストラヴァージンオリーブオイルをかけましょう

値段ははってしまいますが、ニセ物の安い薄めたオリーブオイルではなく本物のエキストラヴァージンオリーブオイルを使いましょう。脱線をしてしまいますので偽物のオリーブオイルと本物のオリーブオイルについてはこちらをご参照ください。
簡単にいいますと海外のコンテストで受賞歴のあるエキストラヴァージンオリーブオイルを選ぶといいでしょう。たかが油、されど油。マリナーラの仕上がりに隠れた奥行きを持たせてくれ、ガーリックを美味しさをさらに引き出してくれます。

薪窯で焼く

窯の温度は400度から500度くらいを目指しましょう。床面と上面の2つの面に注意をはらいつつ、高温で短時間で焼き上げることがポイントです。薪の種類によってスモークの香りも変わります。様々な薪で楽しんでみるのもピザを焼く楽しみの一つかもしれません。

マリナーラの完成！

生地が写真のように焦げのスポットができたらいい感じです。
麦の複雑な味わい、にんにくとトマトの後引く旨味、オレガノの大人な爽やかさを堪能しましょう！
ここにマリナーラが完成しました！