干し芋発祥の地御前崎から、伝統製法で干し芋を作る干し芋農家が、フードドライヤーで干し芋を作ってみた

干し芋用のべにはるかの植え付けもひと段落した、7月の御前崎。

梅雨のじっとりした気候の中で、フードドライヤーで干し芋作りをしてみました。

人力で農薬など使わず、管理をする僕らの畑。

御前崎では、昔から使われていたこのような薪釜がまだ残っています。

薪で干し芋を作る人もだいぶ減って、今ではスチームで蒸すのが主流になってきていますが、やはり薪でしか出せない美味しさがあります。

今回は家庭でも素早く手軽に干し芋ができるように蒸すのではなく、煮ることで芋を柔らかくして、皮をむき、スライスしてドライにするというやり方でやってみました。

元々、干し芋の製法が確立された当初は蒸すのではなく、煮ていたそう

鍋に入る芋の量が限られるので、薪を有効利用するために何段も蒸篭を重ねてたくさんの芋を蒸すという製法に変わっていきました。

煮るほうが、蒸すより格段に早く柔らかくなります。でも、今まで僕らも煮て干し芋を作ったことがなく、今回ワクワクしながらの挑戦でした。

今回使ったのは火の通りやすそうな小ぶりのべにはるか。まずそれをよく洗い、

水を張った鍋にセットし、煮ていきます。

ポイントは弱火で水から煮ていくこと

僕らの薪釜も蒸しあがるまで薪を焚き続けるんですが、釜の周りが土なのと、大量の芋が詰めてある1メーターくらいの蒸篭が積んであるので、蒸しあがるまで、2時間半くらいかかります。そしてゆっくりと温度が上がっていくことで、スチームのように一気に短時間で仕上げるより甘みが増します。

なので煮る場合もゆっくりと加熱していき、沸騰させました。

火をつけてから30分、芋の柔らかさを見ます。

すっと入るようならもう出来上がり。

ザルにあけて、熱いうちにナイフで芋の両端を切り落とし、皮を剥いていきます。

いざフードドライヤーで干し芋をつくってみる

製品参照:https://shop.antbee.co.jp/?pid=142612753

剥いた芋を、好みの厚さにスライスします。

今回は8mmくらいの厚さと、半分に切った厚めの物、2種類カットしました。

フードドライヤーで70度で12時間乾燥させていきます

ここまでの所要時間40分程度でした。

作った日はこれぞ梅雨というような湿度ムンムンの日。

僕らのやっている干し芋は、冬の遠州の空っ風に吹きさらし、4日くらいかけて乾燥させます。

こんな湿度で大丈夫か心配でしたが、バッチリ完成しました。

素晴らしい。

厚切りの芋はねっとり、薄切りの芋は程よい噛み応え。

煮た芋も蒸した芋とそう変わらず、とても美味しくできたのも勉強になりました。

硬さの好みがあると思うので、もう少しパリッとさせたい場合は、

ドライフルーツメーカーの乾燥トレーのまま、少し天日干ししたらいいと思います。わずか半日でここまで乾燥できたことは本当に驚きです。

皆さんも是非自分の干し芋を作ってみてください。

フードドライヤーを使うと他にも色々つくれます!

フードドライヤー

有効内容積10リットル
外形寸法約W330mm×D250mm×H285mm
コード長約140cm
重量約2.7kg
定格電圧AC100V
定格消費電力250W
定格周波数50/60Hz
セット内容本体×1、トレー×5、蓋×1
タイマー1-48時間
温度調節40℃-70℃(5℃刻み)
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この記事を書いた人

Taka Hayama

Taka Hayama

1980年静岡県生まれ。中学でサーフィンに目覚め、人生の進路を方向転換。
高校のバイトから料理を始める
18歳でカリフォルニアに上陸。日本食屋でバイトしながら、サーフィンして、自前でサーフボードを作り始め、世界を旅する。サンタバーバラシティカレッジを卒業、帰国後、2004年に浜岡砂丘に砂丘魚政なごみをオープンする。
農業に没頭し始めて、御前崎の特産の干し芋づくりにおちつく。
素材にこだわった料理と、なごめるイベントをファミリーと一緒に創作している