アイシングクッキー作りに欠かせないフードドライヤー

近年作る人が増えているアイシングクッキー。

インスタ映えもする上、メッセージを添えたり、お祝い事のテーマの絵柄にしたりと、ちょっとしたプレゼントにも大人気です。

アイシングクッキーを沢山作るほど、欠かせないアイテムになってくるのがフードドライヤー

今回、アイシングクッキー作成者にとって、なぜここまで重宝されるのかについて述べていきたいと思います。

フードドライヤー使用のメリット

時間短縮

アイシングクッキーを作る際には、クッキーの上に塗ったアイシングクリームを乾燥させる必要があるのですが、意外とこれに時間がかかり、作業性に影響してきます。

特に梅雨時など、湿気の多い時期は、なかなか乾かきません。

作る条件によるものの、自然乾燥で中までしっかり乾かすには、1日以上の乾燥時間が必要なことも。

しかし、フードドライヤーを使用すれば、1~2時間、長くても4~5時間等、大幅な時間短縮が可能です。(注※)

更に、デコレーションを重ねる場合、次の工程にすぐ移ることができるというメリットも。ベースのアイシングクリームを表面だけでも乾かさないと、その上に塗る線描き等が出来ないことがあり、ますます自然乾燥では時間がかかってしまいます。

※乾燥時間は、お使いの機器、温度、アイシングの量、固さ、天候(湿度・温度)等様々な条件によって変わりますので、あくまで参考にして下さい。

その間、乾燥のために広げて放置する場所も取りますし、埃等がつかないよう衛生的にも早く仕上げて袋に入れたい気持ちになりますよね。

フードドライヤーを使うことで、半分以下に時間短縮ができるメリットを感じる方は少なくありません。

クッキーの美味しさを保つ

「1-1」で乾燥時間の違いについて述べましたが、乾燥に時間がかかるほど、アイシングクリームの水分がクッキーに移行してサックリした食感が失われてしまいます。

せっかく時間をかけて作ったクッキーの美味しさもこれでは台無しに……。

また、人にプレゼントするなら、美味しいクッキーを差し上げたいですよね。

一度湿気てしまったクッキーを食品乾燥材とともに密封しても、クッキーの食感はもとには戻りません。

実際に食べ比べてみると、自然乾燥した場合とフードドライヤーでしっかり乾燥させた場合のクッキーの差は歴然でした。

陥没・へこみを起こしにくい

乾燥後にアイシング部分に穴が開いたり、へこみが出来てしまうことがあります。
これは水分蒸発や空気が入ることが原因ですが特に狭い面積を塗った際に起こり易く、画像のようなキルティング(升目状の模様)という技術の時も起こり易いので要注意です。

この対策の一つとしてもフードドライヤーが有効で、早く固めることで、陥没やへこみをある程度は軽減することが出来るため、ここでも大活躍してくれます。

陥没しています。

色うつりを防ぐ

複数の色のアイシングクリームを使った時、濃い色のクリームが薄い色に染まってしまうことがあります。
特に水分多めのゆるいクリームで起こり易いのですが、これは一見表面が乾いているように見えても、しっかりとアイシングを乾燥させていないと、色が混ざって滲みやすくなるようです(他にも、着色料の混ぜ不足というのも理由の一つです)。

これは徐々に時間が経っておこるため、仕上げた翌日以降に色の沈着に気が付いて愕然とする……なんて悲しいことにもなり得ます。

色素を多めに入れた、濃いクリームの色を作った時には、特にしっかり乾燥させるよう心掛けたいですし、色素移行が始まる前に乾燥しきってしまいたいですね。そんな時もフードドライヤーが活躍します。

ハートは、ピンク色に比べ、赤い色が白い部分に染まってしまっています。
車も、水色の線にうっすら赤い色が見えてしまっています。

フードドライヤー選びのポイント

フードドライヤーは種類が沢山あるけれど「アイシングクッキー用には何を選べばいいの?」という声をよく耳にします。

その際のポイントを挙げてみました。

大きさ・形

置くスペースを考えて、ご自身のお部屋に合ったサイズにすると良いでしょう。

トレーが丸型のもの、四角いもの等ありますが、我が家の場合は四角い方がスペースを有効利用できるので気に入っています。

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設定温度

アイシングクッキーに使う場合、35℃~40℃の温度で乾かすのが一般的です。

これは乾燥させすぎるとアイシングにひび割れが起きることや、高温で乾かすとクッキーのバターがクリームまで滲み出て、特に画像のように白いアイシングクリームが黄ばんで見えてしまうリスクがあるからです。

ただし、70℃の高温で短時間(20~30分)の方が綺麗に仕上がったり作業性も良い場合もあり、私の場合は温度を使い分けています。

そのため、ある程度温度幅があるタイプのものが汎用性があるのではと思います。

ここで注意すべきなのは、表示温度と庫内の温度が合っていない機器が存在するということです。私の持つこちらは、画像のように温度が大きくずれることは無く正確でしたが、ものにより、設定温度より庫内温度は低い(特に小型のものに多く聞かれます)……なんてことがよくあるようですので、しっかり口コミ等を見てからの購入をおすすめします。

設定温度40℃にした場合

タイマー機能

タイマー機能がない機種は多くありますし、別でタイマー設定をするのも可能ですが、使ってみた感想は、やはりあった方が楽です。
というのも、外出したい時や、夜に仕上げて就寝してもタイマー機能があればその時間でストップしてくれるため、かけすぎを防止してくれるからです。うっかり忘れてしまったり、外出頻度の多い方にはおすすめしたい機能です。

1段ごとの棚幅

見落としがちなのがこちら。機種によっては、厚みのあるアイシングッキーが入るだけの幅がなく、アイシングが潰れてしまうので使えないものがあります。

アイシングクッキーは、様々なパーツをのせ高さが出る場合もありますので、出来れば十分な棚幅があるものを選んで下さい。

参考までに、画像の様に厚みのあるパーツをのせた場合、1.5㎝でした(5㎜幅のクッキー+0.5~1㎝幅のパーツ)。

私の持つ機種は、最上段は6㎝、2段目から5段目は各2.5㎝と十分の高さがありましたので、安心して使っています。

ドライフルーツ作成以外にも、実はアイシングクッキー作りに大活躍しているフードドライヤー。

湿気の多い日本では特に、不可欠と言っても過言ではないかもしれませんね。

フードドライヤーを使うと他にも色々つくれます!

フードドライヤー

有効内容積10リットル
外形寸法約W330mm×D250mm×H285mm
コード長約140cm
重量約2.7kg
定格電圧AC100V
定格消費電力250W
定格周波数50/60Hz
セット内容本体×1、トレー×5、蓋×1
タイマー1-48時間
温度調節40℃-70℃(5℃刻み)
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この記事を書いた人

Shie

Shie

管理栄養士/JSAアイシングクッキー認定講師/ル・コルドンブルーグランディプロム取得/ワインエキスパート/ワイン検定講師/一級惣菜管理士/離乳食アドバイザー/その他多数の資格を保持。
大手食品会社研究員として商品開発やメニュー提案を行う。管理栄養士監修のヘルシーレシピ動画制作の立ち上げに責任者として携わり、自らもレシピを手掛ける。東京都港区にて理論に基づく料理教室、菓子教室を主宰するとともに、オーダーメイドケーキの作成、日本ソムリエ協会にてワイン検定講師も務める。